おはようございます。アズマです。
MA(マーケティングオートメーション)ツール。もはやバズワードですね。
LedgeでもMAまとめだっだり現場の人に取材したりとこれまでに色々とMAにふれてきましたが、これまでとは一線を画すオープンソースのMAツール『mautic』がver1.4に大幅アップデートされいよいよ加速しそうです。
※mauticのgoogleトレンドでの上昇
まずはザックリとした説明
オープンソースらしく絶賛開発進行中なのですがまだまだ性能面ではマルケトなどには敵わないようです。
しかし、リード数でコストが変わるMAツールでは
- まずmauticで膨大な量のリードを絞り込む
- 絞り込んだリードを高性能なMAツール(マルケトなど)に移動
- 高性能なMAツールでリードナーチャリング(顧客育成)
というコストカット&将来的にmauticに切り替えるタイミングを見ながら運用しているという前衛的な企業もありました。
導入方法と設定・使い方
導入方法
mauticはオンプレミス(自前サーバー導入型)かSaaSで提供されるクラウド型か選んで導入することが可能です。
- SaaS型ログインURL: https://mautic.com/
- オンプレミス型ファイルDL: https://www.mautic.org/
オンプレミス型は完全無料ですがSaaS型は完全無料ではなく作成できるリード数が2,500人まで。それ以上は有料です。
SaaSで軽く試して本格的に導入するって時にオンプレミスといったように簡単に試せるのが嬉しいですね。
ダッシュボードの設定
設置・ログインが完了すると
このようなダッシュボードが表示されます。
ダッシュボードは英語表記なので日本語化したい場合は
右上の『設定』から『システムデフォルト』の
- デフォルトのタイムゾーン Tokyo
- デフォルトの言語 Japanese
に変更するとダッシュボードが日本語になります。
トラッキングを読み込ませる
トラッキングも簡単で下記のコードをサイトに貼るか
[css]<script>(function(w,d,t,u,n,a,m){w[‘MauticTrackingObject’]=n;
w[n]=w[n]||function(){(w[n].q=w[n].q||[]).push(arguments)},a=d.createElement(t),
m=d.getElementsByTagName(t)[0];a.async=1;a.src=u;m.parentNode.insertBefore(a,m)
})(window,document,’script’,’http(s)://yourmautic.com/mtc.js’,’mt’);
mt(‘send’, ‘pageview’);
</script>
[/css]
wordpressやGravなどCMSの場合はプラグインがあるのでインストールすれば完了です。
※wordpressの場合はWP Mauticをインストール
トラッキングを入れるとレフトバーのContactsからサイトにきた人の情報が見られるようになります。(モザイク部分はIPアドレス)
リードトラッキングはIPアドレスとCookieなので、現時点でリードデータを管理したい場合はフォームなどを設置しリードデータを記入してもらう必要があります。
後はお使いのコンテンツや施策にあわせてポイント機能やキャンペーン機能を設定しMAしてください。
※フォームに登録した人に2016.06.30PM3:00にお礼メールをし開封してくれたら10p。3日経っても開封してくれなかったらマイナス5pといったようなキャンペーン設定。
使い方の詳細はDocumentationで確認できます。
ver1.4のアップデートでUIが大幅に変わりました。リード⇒コンタクトと名称が変わったり、右にあったボタンが左に移動したりとかなり変更されましたのでmauticの使い方をググっても。あれ?なんか違うんじゃないって情報が多いですが現時点では”気にせずやってみる”のがよろしいかと思います。
まとめ
メールを使用するMAツールはやはりBtoB向きなんですよね。個人はほとんどメールを見ませんから。BtoCで使うならLINEとかFBメッセンジャーと連結できるようにならない限りコミニュケーションやリードナーチャリングしていくのは難しそうです。
その辺の対応ってBtoCにはすごく重要な課題だと思うのですが各MAツールメーカーさんどんな状況なんでしょうか。
オープンソースのmauticもその辺りがアップデートすればかなり面白いことになりますね。今後に期待しています。
では